温活のススメ:基礎代謝と体温の関係
「冷えは万病の元」と古くから言われますが、現代人にとって「低体温」は深刻な問題です。理想的な平熱は 36.5℃〜37.0℃ とされていますが、あなたは自分の平熱を把握していますか?
今回は、健康と美容の鍵を握る「基礎代謝」と「体温」の密接な関係について解説します。
1. 体温が1℃下がると、体はどうなる?
体温と基礎代謝には相関関係があり、一般的に体温が1℃下がると、基礎代謝量は約12〜13%低下すると言われています。
基礎代謝とは、私たちが寝ている間も消費される「生命維持のためのエネルギー」です。この代謝が落ちるということは、同じ食事をしていても脂肪が燃焼されにくく、「太りやすく、痩せにくい体」になってしまうことを意味します。
また、体温低下は免疫力にも直結します。体温が1℃下がるだけで、免疫力(白血球の活動)は約30%も低下するというデータもあり、感染症やアレルギー症状を引き起こしやすくなるのです。
2. なぜ「体温」が代謝を左右するのか
私たちの体の中では、消化や吸収、エネルギー生成のために数千種類の「酵素」が働いています。この酵素が最も活性化するのが 37℃前後 です。
- 体温が高い状態: 酵素が活発に働き、細胞のターンオーバー(新陳代謝)がスムーズに行われます。
- 体温が低い状態: 酵素の働きが鈍くなり、血流が悪化。老廃物が溜まりやすく、むくみや肌荒れの原因になります。
3. 今日から始める!FemTure House流・効率的な「温活」3選
基礎代謝を底上げするために、生活に取り入れやすい3つの習慣をご紹介します。
① 「白湯」で内臓からスイッチを入れる
朝起きたら、まずはコップ1杯の白湯(40〜50℃程度)をゆっくり飲みましょう。寝ている間に冷えた内臓を直接温めることで、消化器官の活動がスイッチオンになり、1日の基礎代謝が上がりやすくなります。
② 「ふくらはぎ」の筋肉を意識する
体温の約40%は筋肉から作られます。特に「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉を動かすことで、下半身に滞りがちな血液を心臓へ戻し、全身の血流を改善します。デスクワーク中にかかとの上げ下げ運動をするだけでも効果的です。
③ 入浴は「40℃・15分」や「333入浴法」
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かることが重要です。40℃前後のぬるめのお湯に15分ほど浸かると、深部体温がしっかり上昇します。薬剤師の視点からは、血行促進効果のある炭酸ガス系の入浴剤や、保湿効果の高い生薬配合の入浴剤の併用もおすすめです。
忙しい方や長湯が苦手な方におすすめなのが、ジョギング20〜30分相当の消費カロリーがあると言われる「333入浴法」です。42℃の少し熱めのお湯に「3分浸かって3分休む」を3回繰り返します。
- 【1回目】 湯船に3分浸かる(肩までしっかり)
- 【休憩】 外に出て3分休む(髪を洗う)
- 【2回目】 湯船に3分浸かる
- 【休憩】 外に出て3分休む(体を洗う)
- 【3回目】 湯船に3分浸かる
アドバイス: 水分補給は入浴前後に必ず行いましょう。また、交感神経が優位になるため、就寝の1〜2時間前までに済ませるのが快眠のコツです。
まとめ:温活は「未来の自分」への投資
温活は、単に「寒さをしのぐ」ことではありません。基礎体温を適切な状態に保つことは、代謝の良い体、病気に負けない体、そして巡りの良い健やかな肌を作るための土台となります。
まずは自分の体温を知ることから始めてみませんか?
