デリケートゾーンケアに小さな革命を:パックという選択肢「areba会陰パック」とは?
「出産のときの会陰切開が怖い」
「閉経前後から、デリケートゾーンの乾燥やヒリヒリが気になる」
「何かケアしたいけれど、どこから始めたらいいかわからない」
そんな、ライフステージを問わないデリケートゾーンの悩みに対して、
**“貼って寝るだけ”という新しいアプローチを提案しているのが「areba(アレバ)会陰パック」**です。
もともとは妊娠中の会陰ケアとして誕生しましたが、メーカー情報では
「妊娠期以外でもデリケートゾーンの保湿ケアとして使用可能」とされており、
乾燥が気になる方の集中保湿ケアとしても活用できるのが大きな特徴です。
この記事では、
- 妊娠中・出産前の会陰ケアとして
- 年齢やホルモンバランスの変化による乾燥の集中ケアとして
この二つの視点から、areba会陰パックの特徴と使い方をご紹介します。
ライフステージで変化する「デリケートゾーンの悩み」
妊娠・出産期の不安と負担
妊娠後期〜出産にかけては、
- 会陰切開や裂傷への不安
- 出産後の痛みや座るときのつらさ
- 会陰マッサージをどうやってよいか分からない
といった悩みがよく聞かれます。
areba会陰パックも、こうしたプレママの声から生まれたアイテムです。
ホルモンバランスの変化による乾燥
一方で、妊娠・出産とは関係なく、
- 生理前後に起こる一時的な乾燥やムズムズ
- 閉経前後(更年期)のエストロゲン低下によるうるおい不足
- 加齢や過度な洗浄によってバリア機能が弱まること
などでも、デリケートゾーンの乾燥や違和感は起こりやすくなります。
こうした「日々のうるおい不足」に対して、
“保湿に特化した専用ケアを「集中パック」的に取り入れる”という発想が、
areba会陰パックの活用シーンを広げてくれます。
areba会陰パックとは?
― 助産師監修の「貼って寝る」デリケートゾーンパック
areba会陰パックは、助産師・浅井貴子さんが監修した、デリケートゾーン用のオイルパックです。
「貼るだけ」でケアが完了する新習慣
従来の会陰ケアといえば、指でオイルを塗り込むマッサージが一般的でしたが、
- 自分で触ることへの抵抗感
- 体勢をとることの難しさ
- やり方が合っているかの不安
など、ハードルが高いと感じる方も少なくありません。
areba会陰パックは、会陰部にパックを当てて、ショーツ(おりものシートまたはナプキン併用)で挟むだけ。
就寝中の時間を使って、デリケートゾーンをじんわり保湿できるよう設計されています。
カレンデュラオイル配合のフェムケアオイル
商品名は「アレバ エインパック カレンデュラオイル」
- ホホバ種子油
- ダイズ油
- トウキンセン花エキス(カレンデュラ)
- トコフェロール(ビタミンE)
- ラベンダー油
などをブレンドしたオイルが、コットン100%不織布のパックにたっぷり含まれています。
敏感になりやすい部分に使うことを想定した処方で、パッチテスト・アレルギーテストも実施されています
(すべての方にトラブルが起こらないわけではありません)。
妊娠期以外・全身にも使える
メーカー情報では、妊娠期以外でもデリケートゾーンの保湿ケアとして使用可能とされています。
また、顔や身体など、全身用の保湿パックとしても使用できる柔軟さがあります。
基本の使い方
1.清潔な状態で、就寝前に
- お風呂上がりなど、デリケートゾーンを清潔にしたタイミングで使用します。
- 就寝前に貼ることで、寝ている間の時間を有効活用できます。
2.会陰にパックを当て、シートやナプキンで挟む
- 会陰(腟と肛門の間の平らな皮膚部分)にパックを当てます。
- 必ず、おりものシートやナプキンと一緒に使用します(オイルがショーツにつくのを防ぐため)。
- 大きめ・夜用ナプキンを使用するとズレにくくなります。
3.1時間以上、そのまま貼付
- 最低でも1時間以上、可能であれば就寝〜起床までの継続使用がおすすめです。
- 使用後はパックとナプキンを一緒に捨てます(トイレには流さないでください)。
4.妊娠中は「回数の目安」も参考に
妊娠中の会陰ケアとして使用する場合の目安としては、
- 妊娠28週以降:2〜3日に1回
- 臨月に入ったら:毎日使用も可
とされています。
28週より前から使用することも可能ですが、つわりが落ち着いてからが推奨されています。
妊娠経過に不安がある場合は、必ずかかりつけ医・助産師に相談してください。
シーン別・こんな使い方がおすすめ
1.妊娠中の会陰ケアをラクに続けたいとき
「マッサージにハードルを感じる」「何か準備をしたいけれど、手間のかかるケアは続かなそう」。
そんなプレママには、「お風呂上がりに貼って寝る」だけの会陰保湿ケアとして最適です。
会陰切開や裂傷を完全に防ぐものではありませんが、
会陰を保湿し、しなやかさを保つことで、お産や産後の負担をやわらげることを目指したケアです。
2.更年期・ホルモン変化による乾燥の集中ケアに
エストロゲン量がゆるやかに低下していく更年期以降は、
デリケートゾーンのうるおい不足を感じる方が増えます。
- 普段はデリケートゾーン用ソープでやさしく洗う
- 週に数回、areba会陰パックを「集中保湿」のように使う
といった組み合わせは、
「一度しっかりうるおいをチャージしたい」というときのセルフケアとしてもおすすめです。
3.生理前後・摩擦が気になるときのご褒美ケアに
- 生理用品によるこすれ
- 蒸れ
- デスクワークや自転車などの負担
こうした時期のあとに、
「今日はちょっと集中ケアしたい」という日にパックを取り入れるのも一つの使い方です。
4.“自分を労わる日”のスペシャルケアとして
パックに残ったオイルは、手や脚になじませて使うこともできます。
デリケートゾーンだけでなく、乾燥が気になるひざ・かかと・手など、
全身をまとめていたわる「セルフケア時間」として使うのもよいでしょう。
安心して使うために知っておきたいこと
医薬品ではなく「保湿ケア」のアイテム
areba会陰パックは、あくまで保湿ケアを目的としたフェムケア商品であり、
会陰切開や裂傷を「完全に防ぐ」ものではありません。
「治療」というよりは、
「デリケートゾーンのうるおいを補い、しなやかな状態を保つサポートアイテム」
と捉えるのがおすすめです。
アレルギー・肌トラブルへの注意
- キク科アレルギーの方は使用を控えるよう注意が記載されています。
- 赤み・かゆみ・ヒリヒリなどの異常を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて医師に相談してください。
妊娠中は、必ずかかりつけ医・助産師と相談を
切迫早産などで安静が指示されている場合や、出血や強い痛みがある場合は、
自己判断でのケアは控えてください。
かかりつけの産科医・助産師に相談したうえで取り入れることをおすすめします。
パックという選択肢で、「自分らしいデリケートゾーンケア」を
areba会陰パックは、
- 妊娠中の会陰ケアを「手軽で続けやすいもの」に近づけ
- 年齢を問わず、乾燥しやすいデリケートゾーンへの集中保湿ケアをかなえ
- さらに、全身の保湿パックとしても使える
という意味で、デリケートゾーンケアに小さな“革命”を起こしているアイテムと言えます。
「もう大人だから」「恥ずかしいから」と見過ごされがちな部分こそ、
本当は一番労わってあげたい場所です。
妊娠中の方はもちろん、
更年期世代や乾燥・ヒリつきが気になり始めた方の**“集中ケアのひとつの選択肢”**として、
パックという新しいケアスタイルをぜひ検討してみてください。
