生理の日が少しラクになる。月経周期ごとのフェムテックの選び方
femturehouse
FemTure House
女性ホルモンは年齢でどう変わる？「なんとなくの不調」の正体
femturehouse
最近の不調、年齢のせい“だけ”じゃないかも
「疲れやすい」「眠りが浅い」「気分の波が大きい」「肌や体型が変わってきた」——。
こうした“なんとなくの不調”は、気合いや根性の問題ではなく、ホルモンの変化（特に“ゆらぎ方”の変化）が背景にあることが少なくありません。
更年期に向かう途中（周閉経期・perimenopause）では、エストロゲンとプロゲステロンが上がったり下がったりしながら不規則になっていくのが特徴です。
まずは「体のしくみ」として整理してみましょう。
女性ホルモンの基本｜“美”だけじゃない、2つの主役
女性ホルモンの中心は主にこの2つです。
エストロゲン：心身の若々しさを守る「美のホルモン」
肌のハリ、骨や血管、気分などにも関わり、女性のコンディションを広く支えています。更年期前後の変化の多くはエストロゲン低下と関連すると説明されています。
プロゲステロン：心身を落ち着かせ、内面から支える「守りのホルモン」
排卵後に増え、妊娠に向けた準備だけでなく、体温・水分バランス、心身の落ち着きにも関わります。
そして重要なのは、更年期に向けた移行期では“排卵が不安定になる”ことでプロゲステロンが出にくい周期（無排卵周期）が混ざり、ゆらぎが目立ちやすいことです。
【年代別】ホルモンはどう変わる？「なんとなくの不調」の正体
20代〜30代前半：ホルモンは安定期。ただし“生活要因の乱れ”に注意
周期が整いやすく、「自分のリズム」がつかみやすい時期。
一方で、睡眠不足・強いストレス・急な減量などで一時的に乱れることもあります。
30代後半〜40代：減るだけじゃない。“リズムが乱れる”プレ更年期の入口
この時期に起こりやすいのは、単純な「低下」よりも、分泌の波が不規則になること。周期が短くなったり長くなったり、量が変わったり、「いつも通り」が崩れやすくなります。
「実は先に変わりやすい」のはプロゲステロン
周閉経期では排卵が不安定になりやすく、結果としてプロゲステロンの不足・乱れ（黄体機能の乱れ）が起点になりやすいことが指摘されています。
エストロゲンの話題が目立ちがちですが、プロゲステロンの【隠れゆらぎ】を把握することが、今の自分の状態を知る手がかりになります。
閉経が近づく時期〜閉経後：ホルモンは低下し、別の形で整えていく
閉経に向かって卵巣のホルモン産生は減っていき、閉経後は低い状態で推移します。
つらさが強い場合は我慢せず、医療（婦人科）に相談するのが基本です。
受診の目安｜“ゆらぎ”で片付けないほうがいいサイン
次が続くときは、セルフケアだけで抱え込まず受診も検討してください。
- 出血量が多い／不正出血がある
- 動悸、強い不眠、強い抑うつ・不安が続く
- 日常生活に支障が出ている（仕事・家事・育児が回らない）
（※症状には個人差があります。判断に迷う場合は早めの相談が安心です。）
Proges（プロジェス）で「ホルモンの今」を見える化するという選択肢
「病院に行くほどではないけど、今の自分の状態を客観的に知りたい」
そんなときの選択肢のひとつが、毛髪でプロゲステロン量を測定するProgesです。
髪で測るメリット｜“その瞬間（点）”ではなく、“数か月の傾向（線）”を見る
Progesは毛髪内の約3か月分の数値から平均値を算出すると説明されています。
血液検査が「その時点の数値（点）」になりやすいのに対し、毛髪検査は日々の変動に左右されにくい“平均的なホルモン状態”を捉える発想。
ライフステージの移行期にある方ほど、「今の現在地」をつかむ指標として役立ちます。
忙しい女性の味方｜自宅で、好きなタイミングでできる
公式説明では、後頭部の毛髪を根本から10本カットし、根本から3cmに調整して送付。毛髪は抜く必要がなく、痛みがない点が示されています。
また、3か月平均の考え方のため、時間帯を気にせず自分のタイミングで実施できるとされています。
レポートの見え方｜女性ホルモンレベルを4段階で評価
Progesは毛髪中のプロゲステロン量を数値化し、女性ホルモンレベルを4段階で表示すると説明されています。
※大切：Progesは体調管理の“材料”としての検査であり、病気の診断ではありません。気になる症状が強い場合は医療機関へ相談してください。
Progesが向いているのはこんな方
- 30代後半〜40代で「なんとなくの不調」が増えた
- 周期が乱れやすくなり、ホルモンの影響かもと思っている
- いきなり受診はハードルが高いが、まず状態を把握したい
- 体感だけでは説明しづらい“ゆらぎ”を、客観的に整理したい
まとめ｜「ゆらぎ」を敵にしない。まずは現在地を知る
30代後半〜40代は、ホルモンが「減る」だけでなく、“リズムが乱れる”移行期。その中でも、排卵の不安定さに伴ってプロゲステロンのゆらぎが先に目立ちやすいことがあります。
だからこそ、「今の私」を知ることは、セルフケアや医療相談を前向きに進める第一歩。
Progesのような見える化ツールも活用しながら、無理なく整えていきましょう。
ABOUT ME
私たちFemTure Houseは調剤薬局が運営するフェムテック・フェムケア専門店です。調剤薬局が母体だからこそ、信頼性の高い情報提供と、高水準の品質の製品を提供することにこだわっています。
