吸水ショーツはじめてガイド
生理の「もう一つの選択肢」を、やさしくスタート
ナプキン、タンポン、月経カップ、月経ディスク…。
生理の選択肢が増えてきた今、「吸水ショーツ」もそのひとつとして、少しずつ知られるようになってきました。
でも、
- 「本当にこれだけで大丈夫なの?」
- 「お手入れが難しそう…」
- 「どんな場面で使えばいいの?」
そんな不安や疑問があると、なかなか一歩を踏み出しづらいですよね。
この記事では、吸水ショーツを生理用品の“ちゃんとした選択肢”のひとつにしていくことを目標に、
はじめてさんにもわかりやすく、使い方や選び方をガイドしていきます。

吸水ショーツってどんなもの?
吸水ショーツは、ショーツの内側に吸水・防水機能がついた下着です。
- 薄い生地の中に、吸水層・防水層などが重なっていて、経血やおりものをしっかりキャッチ
- 繰り返し洗って使えるので、ごみが出にくく環境にもやさしい
- 見た目は普通のショーツに近く、日常の延長で取り入れやすい
「ナプキンを貼る」のではなく、
“はく”だけでOKな生理ケアというイメージのアイテムです。
こんなときに吸水ショーツが活躍します
① 生理のスタート・終わりかけに
- 「そろそろ来そうだけど、まだかな?」という生理予定日あたり
- 「もう終わりそうだけど、少しだけ出る…」という終わりかけの少量の経血
こんな時期は、ナプキンをつけるほどでもないけれど、
何もしていないと不安…という方も多いはず。
吸水ショーツなら、普段の下着と同じ感覚でそのまま過ごせて、もしものにじみもカバーしてくれます。
「生理が始まるかも」を気にしてトイレに何度も確認に行くストレスが、ぐっと減ります。
② 日中の月経カップ・ディスクとの併用に
月経カップや月経ディスクを使っている方にも、吸水ショーツは心強い味方です。
- 長時間の仕事や授業
- 会議、移動、テストなど、なかなかトイレに行けない日
- 量が多い日で、もしもの漏れが心配なとき
カップ・ディスクをメインにしつつ、
「保険」として吸水ショーツを組み合わせれば、にじみや伝い漏れもカバーできます。
カップ/ディスク × 吸水ショーツ =
「交換の手間は少なく、でも安心感はしっかり」というバランスのいい組み合わせです。
③ 夜間の安心ケアに
- 寝返りが多い
- 朝起きたらシーツにうっすら…という経験がある
- 夜も月経カップやディスクを使っているけれど、少し不安
そんな方にも、吸水ショーツはおすすめです。
夜は、月経ディスクやカップを使いながら、吸水ショーツを重ねてダブルガード。
動いてもずれにくく、背中側まで吸収体が入っているタイプなら、後ろもれの不安も減らせます。
④ 初経・低年齢層のスタートにやさしい
最近は、小学生から使えるサイズの吸水ショーツも増えてきました。
- 「ナプキンってどうやってつけるの?」
- 「学校でずれたらイヤ…」
- 「トイレの個室でモタモタしたくない」
そんな初経前後の子どもにとって、
“はくだけでOK”という吸水ショーツは、とてもハードルの低い生理ケアです。
- 「まだ本格的なナプキンは不安」という初経前の“もしも”対策に
- 生理が始まった直後の練習期間に
- 部活や移動教室でも、なるべく普段通り過ごしたいときに
親子で一緒に選びながら、
「からだの変化」と「セルフケア」をやさしく学んでいくきっかけにもなります。
⑤ 水泳やスポーツに対応できるタイプも
- 水泳の授業やスイミングスクール
- ランニング、ダンス、ヨガなど体を動かすシーン
こうした場面でも使えるよう、水着と一体型のものや、スポーツ用にフィット感を高めた吸水ショーツも登場しています。
- 動いてもズレにくい設計
- ラインがひびきにくいデザイン
- 汗や軽い尿もれ、おりものが気になるときのサポートにも使われています
「生理だから諦める」のではなく、
自分のからだに合ったアイテムで、スポーツや習い事を続ける選択肢を持てるのは、大きな安心につながります。
デザインで選べる時代に
Tバック・フリル…ファッション性もいろいろ
吸水ショーツ=「モコモコしていて、いかにも…」というイメージは、もう昔の話。
今は、
- シンプルなベーシックタイプ
- お尻をすっきり見せるTバックタイプ
- レースやフリルがついたフェミニンなデザイン
- スポーティーなボクサータイプ
- カラーや柄を楽しめるタイプ
など、ファッションとしても選べる幅が広がっています。
「生理の日だからこそ、気分の上がる一枚をはきたい」
そんな気持ちに応えてくれるデザインがたくさんあるので、
ぜひ自分の“好き”に合う一枚を探してみてください。
はじめてさんの「吸水ショーツの選び方」
1. シーンと量で、吸水量を選ぶ
はじめての1枚は、次のように考えると選びやすくなります。
- 生理のスタート・終わりかけ中心 → 少なめ〜中程度の吸水量
- 日中のカップ/ディスクとの併用 → 中程度の吸水量
- 夜も1枚でしっかり安心したい → 吸収量が多めのタイプ
「最初から“これ一枚で全日OK”を目指す」のではなく、
“ここだけラクになったらいいな”という場面から取り入れるのがおすすめです。
2. サイズは「ぴったり」めを
吸水ショーツは、フィット感がとても大切です。
- 大きすぎる → すき間からにじみやすい
- きつすぎる → 長時間はいていると苦しい
普段のショーツと同じか、
メーカーのサイズ表を見ながら「ぴたっとフィットする」サイズを選びましょう。
3. お手入れは「予洗い+洗濯機」でOK
お手入れの基本はシンプルです。
- 使用後、冷水で軽くもみ洗いして経血をすすぐ
- 洗濯ネットに入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯機へ
- 裏返して、しっかり乾かす
※メーカーによっては柔軟剤NGのものもあるため、
購入時にお手入れの表示をチェックしておくと安心です。
「特別なお手入れが必要そう…」と構えるより、
“少しひと手間かけるお気に入りの下着”くらいのイメージで大丈夫です。
年代別・おすすめの取り入れ方
小学生〜中高生
- 初経前:
「もしかして」が不安な時期に、普段使いのショーツとして - 初経〜慣れるまで:
ナプキンと併用しつつ、学校生活の「もしも」をカバー
「生理が来るのがこわい」から、
「来ても大丈夫な準備をしているから安心」へ気持ちを変えていくサポートになります。
20〜30代
- 仕事の日は
→ 月経カップ+吸水ショーツで、交換の手間と漏れ不安をダウン - オフの日や自宅では
→ 月経ディスク+吸水ショーツで、動きやすさとフィット感を重視 - 推し活・イベント・旅行
→ 長時間外出の日も、「トイレどうしよう…」という不安を軽く
ライフスタイルに合わせて、カップ・ディスク・ナプキンとの“掛け合わせ”の中に吸水ショーツを加えていくイメージです。
40代以降
- 経血量の変動が大きくなってきた
- 不正出血や“ちょっとしたにじみ”が増えてきた
そんな時期にも、吸水ショーツは「今日は少し様子を見たいな」という日の安心パンツとして活躍します。
よくある質問
Q1. 吸水ショーツだけで生理の日を全部過ごしてもいいの?
A. 可能な方もいますが、経血量には個人差があります。
まずは
- 生理のスタート・終わりかけ
- 少ない日
- カップ・ディスクとの併用
など、負担の少ないシーンから試してみるのがおすすめです。
Q2. においやムレが気になります…
A. 吸水ショーツには、通気性や抗菌加工に工夫されている製品も多いですが、
- 長時間同じものをはき続けない
- 使用後は早めに洗う
など、こまめなケアがにおい対策のポイントです。
気になる方は、日中でも途中で1回はき替えることを目安にすると安心です。
Q3. 学校や職場で交換しづらくないですか?
A. 吸水ショーツは、「途中で交換しなくても良い時間帯を増やしてくれる」アイテムでもあります。
- 朝はき替えて、日中はそのまま過ごせるような使い方
- どうしても不安な日は、予備を1枚ポーチに入れておく
など、自分の生活リズムに合わせた使い方を試してみてください。
Q4. ちょっと恥ずかしい気がします…
A. 最近の吸水ショーツは、見た目はほとんど普通のショーツと変わりません。
むしろ、レースやフリルがついた**「とっておきの一枚」**として選べるものも増えています。
「生理の日こそ、好きなデザインをはく」という感覚で、
少しずつ心のハードルを下げていけるといいですね。
まとめ:生理の選択肢を増やして、「自分に合うラク」を見つけよう
吸水ショーツは、
- 生理のスタート・終わりかけを、もっと気楽に
- 月経カップやディスクとの併用で、日中や夜の不安を減らす
- 初経や低年齢からの生理スタートを、やさしくサポート
- スポーツや水泳、アクティブな日常をあきらめない
そんな“生理の新しい味方”です。
「何を使うのが正解か」ではなく、
「その時の自分のからだや生活に、一番やさしい選択はどれか」を選べることが大切。
吸水ショーツも、生理用品のひとつの選択肢として、
あなたの毎日を少しでもラクに、心地よくしてくれるアイテムになればうれしいです。
