生理の日が少しラクになる。月経周期ごとのフェムテックの選び方
「吸水ショーツ」「月経ディスク」「月経カップ」——
便利そうだけど、いつ・どのタイミングで何を使えばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。
この記事では、
- 月経予定日2日前から
- 月経中(量が多い日・普通の日)
- 終わりかけの“だらだら期”
という月経周期の流れに合わせて、
吸水ショーツ → 月経ディスク → 月経カップをどう組み合わせていくかを、ひとつのモデルケースとしてご紹介します。
「こんな使い方もあるんだ」というヒントとして、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
※体質・疾患・既往歴などによって合うアイテムは変わります。
気になる症状がある場合や、子宮・膣の治療歴がある場合は、医師に相談のうえご使用ください。
月経予定日2日前〜当日:吸水ショーツで「そろそろ期」をゆるっとカバー
「そろそろ来そうだけど、まだ来ない…」
「朝は何もなかったのに、夕方いきなり始まった…」
そんな“プレ生理”のモヤモヤ期には、
月経予定日の2日前くらいから吸水ショーツをはいておくのがおすすめです。
月経前から吸水ショーツを使うメリット
- 「うっかり始まって服についた…」というシミの不安を減らせる
- 夜〜朝のポツポツ出血や、少量の経血もカバーできる
- おりものの変化にも対応しやすい
- ナプキンほど“生理してます感”がなく、気持ちが重くなりにくい
最近の吸水ショーツは、日常のショーツに近い見た目のものも多く、
「今日はまだ来ないかな? でもちょっと不安…」という日も、
いつもどおりの服装のまま、そっと守ってくれるアイテムになってくれます。
使い方のポイント
- 月経予定日の2日前〜当日くらいからはいておく
- 長時間履きっぱなしにせず、1日1〜2回は履き替える
- 使用後は冷水で軽くすすいでから洗濯する(ニオイ・汚れ対策)
月経1〜2日目(量が多い日):月経ディスク・月経カップが主役
いよいよ月経が始まり、1〜2日目の量が多い時期には、
「月経ディスク」と「月経カップ」が活躍します。

月経ディスクと月経カップのざっくり比較
月経ディスク
- 位置:膣の奥、恥骨の後ろあたりで“お皿”のように経血を受け止める
- フィット感:うまく入ると「つけている感じが少ない」と感じる人も
- 動き:しゃがむ・立つ・歩くなど、動き回る日にも安定しやすいと感じる人が多い
- 特徴:からだをよく動かす日・自宅で過ごす日に使いやすい
月経カップ
- 位置:膣の中ほどでカップがひらき、軽い陰圧でホールド
- フィット感:正しく装着できると漏れにくく、安心感が高い
- 動き:座りっぱなし・外出・仕事の日にも向いている
- 特徴:交換のタイミングをあまり考えたくない忙しい日にも使いやすい
どちらも、正しく使えば長時間もれを抑えられる心強いアイテムですが、
使う場面によって向き・不向きがあります。
動き回る日・自宅で過ごす日は「月経ディスク」中心に
ご紹介するモデルケースのひとつがこちらです。
自宅で過ごす日や、よく動き回る予定の日は、月経ディスク中心
こんな日にディスクが活躍
- 子どもと公園で遊ぶ、家事で立ったりしゃがんだりが多い日
- 外に出るけれど、トイレや洗面所にすぐ行ける環境がある日
- 一日中、家や近所で過ごす休日
ディスクは、膣の奥で“お皿”のように経血を受け止める構造のため、
からだを大きく動かしても、うまくフィットすると違和感が少ないと感じる方も多いです。
使うときのコツ
- 最初の数周期は、4〜6時間ごとに一度は抜いて様子を見る
- 多い日は、無理をせず予備の吸水ショーツやライナーでサポート
- 「なんとなく違和感がある」「漏れやすい」と感じたら、
折りたたみ方や入れ方を少し変えてみる
“自宅ディスク派”になると、
「家にいる日はディスクで快適に、外出の日はカップで着脱しやすい安心感を」
というように、自分なりのパターンが作りやすくなります。

仕事・外出が多い日は「月経カップ」で交換ストレスを減らす
もうひとつの軸がこちらです。
仕事や外出が多い日は、月経カップ中心
こんな日にカップが向いている
- 会議や接客、移動が多くてトイレタイミングを細かくとりにくい日
- 出先のトイレが混んでいて、落ち着いて洗浄しづらい日
- 長時間の乗り物移動や、イベント参加の日
月経カップは、カップ内に経血をためる構造のため、
フィットしていれば長時間もれにくく、交換回数を減らせるのが大きなメリットです。
外出時のちょっとした工夫
- 出かける直前に一度リセットしておく(空の状態でスタート)
- ポーチに
- ウェットティッシュ
- 予備のパンティライナー or 吸水ショーツ
を入れておくと安心
- 公衆トイレで水道が遠い場合は、
いったんトイレットペーパーで拭き取る → 帰宅後にしっかり洗うという方法も
「自宅ディスク・外出カップ」とざっくり決めておくと、
毎回アイテム選びに悩まずにすみ、ぐっとラクになります。

夜は「カップ or ディスク」+吸水ショーツの二重ガードもおすすめ
夜は、
- 寝返りで漏れないか心配
- シーツを汚したくない
という不安が大きくなりがちです。
そこでおすすめなのが、
夜は月経カップまたは月経ディスク+吸水ショーツ
という二重ガードスタイルです。
夜の組み合わせ例
- インナー:月経カップ or 月経ディスク
- パンツ:吸水ショーツ
こうすると、
- 中でしっかり経血をためつつ
- 万が一の伝い漏れも吸水ショーツがキャッチ
という安心感が生まれます。
夜に使うときのポイント
- 就寝前に一度カップ・ディスクをリセットしてから寝る
- 起床後は、できるだけ早めにトイレで状態をチェック
- 量が多い日は、夜も長時間つけっぱなしにしない意識を持つ
終わりかけ〜月経後数日:吸水ショーツで“だらだら期”を快適に
経血量が少なくなってくる終わりかけ〜だらだら期。
この時期は、
- 「もう終わりそうなのに、ナプキンだとゴワゴワする」
- 「少量の経血なのに、かぶれ・かゆみが気になる」
といったストレスを感じやすいタイミングでもあります。
終わりかけこそ、やさしい選択を
この時期は、吸水ショーツに戻すことで、
- ナプキン独特のムレ・こすれを軽減
- 「まだ続いてるのかな?」というメンタルのストレスをやわらげる
といったメリットが期待できます。
量がごく少なくなってきたら、
無理にカップやディスクを続けず、吸水ショーツやライナーに切り替えるのもおすすめです。
フェムテックを月経周期で使い分けるときの注意ポイント
最後に、どのアイテムにも共通して大切なポイントをまとめます。
① 長時間つけっぱなしにしない
- カップ・ディスク:
最大12時間以内をひとつの目安にし、それより短いサイクルで外して洗うと安心です。
量が多い日は、もっとこまめにチェックを。 - 吸水ショーツ:
吸水量や使用時間は製品ごとの表示を守り、1日履きっぱなしにはしないことが大切です。
② 洗浄・お手入れは「ていねいに・やさしく」
- カップ・ディスク:
使用中は水やぬるま湯でよく洗い、周期の前後にはメーカー指定の方法で消毒を。 - 吸水ショーツ:
冷水で予洗いしてから洗濯機へ。
漂白剤・高温乾燥などは、生地や防水機能を傷める原因になることがあります。
③ 体調・既往歴にあわせて、無理をしない
- 子宮や膣の手術歴がある
- 子宮内避妊具(IUS/IUD)を入れている
- 膣炎・性感染症をくり返している
など、気になることがある場合は、自己判断で使いはじめず、婦人科医やかかりつけ医に相談しましょう。
まとめ:自分だけの「月経フェムテックマップ」を作ってみよう
この記事でご紹介したモデルケースを改めてまとめると、こんな流れになります。
- 月経予定日2日前〜当日:吸水ショーツ
- 量が多い日(1〜2日目)
- 自宅・動き回る日:月経ディスク中心
- 仕事・外出が多い日:月経カップ中心
- 夜間:カップ or ディスク+吸水ショーツの二重ガード
- 終わりかけ〜だらだら期:吸水ショーツに戻す
このように、月経周期の中でアイテムを組み合わせていくと、
「今日は何を使おう?」という悩みが減り、生理の日のストレスも少しずつ軽くなっていきます。
大事なのは、「これが正解!」という使い方に合わせることではなく、
自分の体質・生活リズム・気持ちに合わせて、
“わたしにとってちょうどいい”マイルールを見つけていくこと。
少しずつ試しながら、
あなたの月経周期にぴったりの「フェムテックマップ」を一緒に育てていきましょう。
